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お使いいただく前に

抵抗器ご使用にあたっての注意事項

  • 抵抗器は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する特性を利用して電気エネルギーをコントロールする素子です。
  • 弊社製品の抵抗器は、大電力のものが多く、その表面温度は100℃以上になるものが殆どです。
  • このようなことから、弊社製品を使用するにあたっては、次の点に十分注意し設計、使用下さるようお願い申し上げます。
  • また、ホームページ、カタログは予告なしに変更する事があります
 
抵抗器選択にあたっては、カタログ記載の内容を十分に確認し、カタログに明示されていない事項については、必ずお問い合わせ下さい。
電力型巻線抵抗器は、カタログ記載の通り、定格電力で使用しますと、かなりの高温度になり、材料劣化の進展が早まります。従って安定した性能を維持するため、負荷率は定格電力の50%以下でご使用下さい。
直接手の触れる危険のある場所への取り付けには、触れては危険等の旨の警告表示をするか、直接触れないよう防護処置を構じて下さい。
配線材料、基板、他の電子部品、その他の使用材料は、抵抗器の温度影響がその材料の耐熱温度以下となるように配置するか、抵抗器の温度がその温度以下となるように、負荷電力の軽減を行って下さい。
抵抗器を密集取付け使用の場合、その抵抗器の表面温度は、いかなる部分でも、その抵抗器の定格負荷における表面温度以下となるように負荷軽減を行って下さい。
通常環境での使用を基準に設計製作されていますので、水中や、高温高湿度条件、結露するような環境条件、腐食性ガス雰囲気等での使用は避けて下さい。
はんだ付け、ビス止め等で配線使用の場合、端子部の温度上昇により、はんだ溶けや端子の酸化により接触不良となり、スパークすることがありますので、配線や負荷に十分配慮して下さい。
抵抗器の負荷電力は、基本的に連続使用での設計です。従ってパルス等で使用する場合、1パルスの大きさ、時間による影響が大きく、条件次第では爆発、発炎等の恐れもあります。 使用平均電力が、定格電力以下であればよいということにはなりませんので、十分な確認が必要です。異常時の負荷条件によっても爆発、発炎等の危険が考えられますので同様の処置が必要です。
パルス負荷の場合、局部的に劣化し、これが金属ケース形の場合は、特に、不具合部の抵抗線が絶縁体を破壊し、金属ケースと接触し短絡状態になる恐れがありますので、十分な検討が必要です。
ヒューズ抵抗器は、異常条件の内容により、ヒューズ動作まで抵抗器表面温度がヒューズ動作温度より、高い温度が続く場合がありますので注意して下さい。
このような条件の目安としては、定格電力の50倍以下となる場合です。
ヒューズ抵抗器の直流回路での開回路電圧は、100V以下となるようにして下さい。これ以上の電圧では、ヒューズ動作後でも両極間でスパークし、回路導通する場合があります。
洗浄剤によっては抵抗器を侵食するものがあります。洗浄剤、洗浄条件については必ずお問い合わせ下さい。特に水洗浄剤を使用の場合、製品によっては使用出来ないものもあります。
単芯形リード端子の場合、抵抗体より3mm以内での折り曲げはしないで下さい。
TS、TF形の取り付けは、抵抗体が浮き上がらないようにして下さい。浮き上がって取り付けた場合振動、衝撃等により端子切損の要因となります。
巻線抵抗器はその構造上、インダクタンス分や線間キャパシタンスがかなり含まれていますので、これらの影響を受けやすい回路での使用は、十分な確認が必要です。
保存期間は常温常湿で納入月より1年間とさせて頂きますので、先入れ先出しによる在庫管理をお願い致します。
塗料形抵抗器の場合、塗料面を傷付けるような作業は避けて下さい。また端子には、ネジリトルクが出来るだけ加わらないようにして下さい。
構成材料は磁器や金属が大半を占めています。機械的に弱いものもありますので、取扱には十分注意して下さい。万一破損した場合その破片等により、怪我する恐れがあります十分注意して下さい。
記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。 記載されている内容は製品のご紹介資料です。特別な使用にあたりましては、弊社技術と打合せの上仕様書の取り交わしをお願いします。
株式会社 磐城無線研究所
〒213-8566
神奈川県川崎市高津区坂戸 3-2-1 KSP西棟508号
TEL.044-833-4311
FAX.044-833-6605
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